日常生活

ハンドメイドサイトやメルカリの集客率がぐっと上がる写真のコツ 

この記事は以下の人におすすめ!

  • 出品サイトでなかなか商品が売れない人
  • クリックされやすい写真の撮り方を知りたい人

ハンドメイドを初めて見たは良いけど、minneやCreemaの出品写真の撮り方って難しいですよね。
本記事では、ハンドメイドサイトやメルカリでも使える集客率(クリック率)を上げる写真の撮り方を解説します。

私たちは、これまでハンドメイド副業を3年ほど継続しています。
ここで紹介しているテクニックを使って、月々売り上げ3万円ほどの副収入を得ることにも成功しました。

ちなみにハンドメイドと言いつつも、実際には材料に3Dプリント品を多用している邪道なハンドメイドです笑
気になる方は以下の記事にまとめているので、こちらの記事も読んでみてくださいね。

本記事では、どこにでも書いてあるような一般的なコツだけでなく、自分たちが試行錯誤して見つけた方法も列挙しています。
すべてのテクニックが万人に通用する手法ではないと思うので、使えそうなテクニックから参考にしてもらえればと思います。

明るい自然光を利用する

こちらは鉄則のテクニックです。撮影をするのは晴れた日の日中で、遅くとも15時までの太陽光を部屋に取り込んで撮影しましょう。15時を過ぎると夕日のオレンジの色に変わってきてしまうため、商品を自然な色合いで撮影することができなくなります。

また、夜間に室内の蛍光灯を使うのもお勧めできません。どんなに部屋が明るくても、夜間の光源は室内灯のみ。一方向からの光により、強く影ができてしまいます。
休日を待たなければならない問題はあるかと思いますが、こればかりは晴れの休日を待って撮影することをおすすめします。

スクエアにして撮影

カメラの縦横比率は1:1のスクエアで撮影するのがおすすめです。minneやメルカリなどの代表的な出品サイトはほぼスクエアを採用しています。そんな中4:3や16:9で撮影してしまうと余白が生じてしまい、検索画面において自身の商品画像が周りよりも小さくなってしまいます。
競争力において不利になってしまうので、元データが4:3であってもトリミングをしてスクエアにするようにしましょう。

また小さな商品であれば撮影後のトリミングで対応するのもありですが、手のひらサイズを超えるような大きさのあるものは最初からスクエア撮影がおすすめです。
大きな作品は画像の上下左右に余白のスペースを取りにくいこともあり、その状態でトリミングをすると肝心の商品が見切れてしまいます。
最初からスクエアで撮影すれば、そのような事故もなく安心ですよね。

余白が小さい状態で撮影してしまうと
スクエアにした時、見切れてしまうことがある

シンプルな背景を選ぶ

慣れないうちは、背景にはシンプルな単色の壁やクロスのみで撮影することをお勧めします。背景に物や色付きの物を入れても素敵な写真を撮影することもできますが、センスや経験、試行錯誤が求められます。商品以外の物を写真に入れるのは、ある程度経験が得られて試してみましょう。

商品の都合上、他のものと合わせて撮影するのが自然なものの場合は、遠くに置いて背景をぼかすというテクニックもあります。
背景をぼかすことで、ピントがあっている商品がより際立つ写真にすることができます。ただしボケ量はほどほどに。背景にあるものが何なのかわからなくなってしまっては意味がないですので、気をつけましょうね

ウェディング用品のため、背景にドレス姿のぬいぐるみを置いた

多角度からの撮影

2枚目以降の商品画像には、横や裏側などの全体像以外の写真も入れるようにしましょう。
ネットショップはお客さんが手にとって見ることができません。購入を決心するための情報が得られるのは、写真のみです。

「裏側はどうなっているんだろう?」「奥行きはどのくらいの厚さがあるんだろう?」という情報は説明文でももちろん必須です。しかしそれに加え、ひと目でわかる写真を用意することで伝わりやすさが格段に向上します。こうした丁寧な写真が、集客率や購入率のアップにつながるのです。

詳細部分のクローズアップ

マクロ(拡大)撮影できる機材がある場合は、掲載する写真のうちいくつは大きく拡大撮影してもよいでしょう。商品が小さい場合は商品全体が映る基本の構図がおすすめですが、ある程度の大きさがある場合は商品のイメージが伝わりやすくなる効果があります。

サイズ感がわかる写真を入れる

ネットショップの場合、大きさがお客さんに伝わりにくいという問題が往々にして発生します。購入後のクレームにも繋がらないために、大きさがわかる写真を入れるのは大切なことです。

例えば手に持って撮影するのが、大体の大きさが相手に伝わりやすくおすすめな方法の一つです。イヤリングなどのアクセサリーの場合は、実際につけている様子の写真を入れるのも実使用を意識したわかりやすい写真にもなります。

より詳細なサイズを伝える必要がある場合は、画像編集ソフトなどで寸法図を入れる方法もあります。少しオシャレさは減ってしまいますが、必要に応じて作ってみましょう。

写真やブランドのスタイルに一貫性を持たせる

商品の出品ページには複数の写真を載せることができます。そこでは、写真の仕上がりの色味や背景などは全体的に統一感を持たせると良いでしょう。シックを売り出したい商品ならシックな複数の写真で、ポップな商品ならポップな写真で固めます。

ポップな商品をシックな写真の中に混ぜてしまうと、商品そのものの魅力も下がってしまうので、気をつけましょう。

またハンドメイドサイト内で扱う商品のテーマが統一できている場合、自分のハンドメイドブランドとしてのスタイルも一貫性を持たせることをお勧めします。
例えば私たちの場合はウェディングという特定ジャンルに統一しているため、商品写真の全体的な色味も合わせて統一しています。

撮影機材と技術を活用

余力があれば一眼カメラなどの撮影機材にもこだわることをお勧めします。
こちらは少々発展的な内容のため、スマホで十分慣れてから考えるようにすると良いでしょう。

数万円程度のエントリークラスのミラーレスカメラでも、スマホカメラよりもグッと魅力的な写真が撮影できるようになりますよ。
具体的には、奥行きがある写真を自然な背景のボケ感で撮影することができ、そのボケにより手前に置いた商品がグッと際立ちます。

近年のスマホはポートレートモードがあり、それを使えばボケのある写真を撮影することもできます。
しかしこの方法は撮影後のスマホ内演算で無理やりぼかしているため、商品が透明であったり細いものであった場合、「手前にあるのに奥にあるものよりボケている」などのおかしな写真がよく撮れます。
使用する際は、おかしな写真になっていないかよく気をつけましょうね。

不自然なポートレートモードの例

画像編集ソフトで色味の確認

こちらは非常に重要なテクニックです。

撮影した写真はそのままアップせず、画像編集ソフトで本当の商品の色味になるように調整しましょう。
人の目は脳内で自然に白いものを白と認識していますが、カメラの場合は「ホワイトバランス」という機能で基準となる”白いもの”の色味を調整します。ホワイトバランスにはAutoモードもありますが、調整がうまく機能しないことも多いです。
そのため、撮影後は必ず編集ソフトでしっかりと色味を現実に近づける必要があります。
「写真と色が違った」などのようなクレームにつながる可能性がある場所でもあるので、忘れずに確認しましょう。

iPhoneなどの場合は、画像編集機能の「暖かみ」と「色合い」で調整が可能です。
また、「露出」の項目で写真全体の明るさを調整できます。暗い写真は商品の魅力が伝わりにくいので、不自然にならない範囲で露出をプラスに調整するとよいですよ。

iPhone画像編集の例

デジタルカメラの場合は、あらかじめ複数のホワイトバランス設定が用意されています。撮影前に実際の色味に近づけておくと、後の編集が楽になるのでおすすめです。
撮影後、Canvaなどの画像編集ソフトで調整することが可能です。Canvaは無料版でも多くの機能が利用できるので、個人的にもとても重宝しています。

ストーリーテリング

商品が使われる状況を想定した撮影をしましょう。
アクセサリーなら、実際に商品にあう服装でつけた写真を。
私たちのようなウェディング用品なら、背景に花やオシャレな雑貨を。

ただしあくまで主役は商品です。商品以外のものが目立たないよう、脇役に徹した写真撮影を心がけてください。

枚数は10枚は用意しよう

写真は最低でも10枚は目標に撮影しましょう。
「写真が2,3枚しかない商品」と「10枚ある商品」をお客さん目線で比較した場合、「10枚ある商品」の方が魅力がありますし信頼度も高く感じます。

できるだけ多くの構図で撮影することでイメージも伝わりやすくなる効果もあります。少し大変かもしれませんが、最後まで気を抜かずに丁寧にたくさんの写真を用意しましょう。

まとめ

今回は私たちが出品時に気をつけている撮影テクニックをまとめました。もちろんハンドメイド出品以外でも使えるテクニックです。

  • 明るい自然光を利用する
  • スクエアにして撮影
  • シンプルな背景を選ぶ
  • 多角度からの撮影
  • 詳細部分のクローズアップ
  • サイズ感がわかる写真を入れる
  • 写真やブランドのスタイルに一貫性を持たせる
  • 【応用】撮影機材と技術を活用
  • 画像編集ソフトで色味の確認
  • ストーリーテリングを意識
  • 枚数は10枚は用意しよう

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。少しでも参考にしてもらえれば嬉しいです。