先日、X100VIを購入して初めてディズニーランドに行ってきました。X100VIはオールマイティとも言えるハイスペック高級コンデジですが、これ一台で満足できる写真を撮れるのか、ディズニーランドで挑戦してきました。
今人気のショーやパレードにもしっかり行ってきたので、シチュエーション毎に作例をお見せします!
この記事では以下のことがわかるよ!
- X100VIでのディズニーの作例
- X100VIを買っても後悔しない人の特徴
X100VIとは
概要
フジフイルムの高級コンデジで,2024年に3月発売されました。約28万円と非常に高いです笑
どこかのインフルエンサーが紹介したとかで1つ前の型落ちモデルX100Vが人気になったらしく、後継機であるX100VIも基本的にずっと品薄なようです。
コンデジのカテゴリでありながらそのスペックは非常に高く、趣味オンリーのアマチュアな僕から見ればできないことは何もないスーパーカメラです。
スペックや使用感のレビューは他のブログさんの記事を参考にしていただくとして、ここではX100VIの良いところ(自分基準)を中心にスペックやできることを書いていこうと思います。
スクエア型で収納しやすい
まず先に断っておくと、このカメラ自体は決してコンパクトではありません。
ただし今流行り(?)のスクエア型で、レンズ上部の軍幹部中央にファインダーやペンタプリズムがあるタイプのカメラと比べて非常に収納がしやすいという特徴があります。
以前僕もX100VIより小さいマイクロフォーサーズのミラーレスカメラを使ってましたが、スクエア型というだけではるかに収納性・可搬性が上がっていることが買ってみてわかりました。
レンズ交換ができないのでコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)のカテゴリーにはなるんだけどね
高画素のデジタルテレコンが便利
レンズに光学ズーム機能ないため、拡大はデジタルズームのみとなっています。
メーカーにもよるけど、デジタルテレコンって呼ばれることが多いよ
高画質を売りにしているコンデジ(スマホも同様)は、一般的に単焦点レンズと呼ばれるズーム機構のない高画質レンズを使用しています。
しかしデジタルテレコンはレンズがコンパクトで済むというメリットの反面、拡大すればするほど画質が低下するというデメリットがあるんですね。
これを解決する方法として、最近のスマホは3個の単焦点レンズを搭載したりしている訳です。
X100VIの場合は高画素化したセンサーによりこの欠点を補っています。前モデルのX100Vが2,610万画素だったのに対し、X100VIは4,020万画素と大幅にスペックアップしました。
これだけあれば、X100VIに用意されているテレコンでも50mm画角で約2,000万画素、70mmでも約1,000万画素確保できます。
これだけあればL版印刷してもiPadで表示しても綺麗に見えるので、個人的には十分な画質かなと思っています。
ファインダーがある
X100VIには電子ファインダー(EVF)だけでなく、光学ファインダー(OVF)も備え付けられています。それはハイヴリッドビューファインダーと名付けられ、OVFとEVFを切り替えられるのが特徴です。
僕は屋外で撮影することがほとんどなので、ファインダーは必須だと常々考えています。その中でも電子式のEVFが撮影結果が撮影前からわかるため、大事な場面ではEVFを多用しています。
ただ購入前は使わないかと思っていましたが、液晶表示を撮影設定情報のみにしてOVFにすることでバッテリーの延命を図れるというメリットもあります。
デジタルカメラが普及する前は、ファインダーといえば光学式のOVFだけだったよ。
いまは技術が発展したことで、より機能的なEVFが主流になってる感じがあるね。
X100VIを選んだ理由のまとめ
個人的に重要視したポイントは、「コンパクトで,スクエアで、一台で望遠まで行けて、ファインダーがあるカメラ」です。
これを満たせるのは、2024年現在はX100VIくらいしか見当たらなかった訳です。
同様に僕と同じような価値観でカメラを選びたい人にとって、X100VIは後悔することのないベストカメラになるんじゃないかなと思います。
TDLに訪問した日、撮影条件
東京ディズニーランドには2024年10月中旬に行きました。
ハロウィーンの時期でヴィランズInto the Frenzyのパレードもやっていて、ハーモニーインカラー、エレクトリカルパレードも合わせて3つすべて1時間ほど前から地蔵して2,3列目で撮影してきました。
OSMO POCKET3とiPhone14Proで動画撮影もしましたが、静止画は全てX100VIのみで行いました。
また、せっかくフジフイルムのフィルムシミュレーションがたくさんついているので、RAW現像はせずにすべてJPEG撮って出しで載せています。
※トリミング、水平だしだけしています
フィルムシミュレーションはフィルムを交換する感覚で仕上がりの色味などを簡単に切り替えることができる機能だよ
ディズニーハーモニーインカラー
始まって1年以上経つパレードですが、僕は雨男なのでカラッと晴れた秋晴れの日に行けたのは珍しいです。毎度雨のせいで、フルバージョン見れたのは実は初めて。
最初はフィルムシミュレーションのREALA ACEを使っていましたが、「カラフルが際立つVELVIAが良いのでは?」と思って途中から切り替えました。
こうやってみると、二つのフィルムシミュレーションの違いがわかりやすいですね。
ザ・ヴィランズ・ハロウィーン into the frenzy
今回のinto the frenzyに限らず、雨などに遭わずフルバージョンでハロウィンパレード見れたのも実は今回が初めてです。しっかり地蔵して、ストーリーも含め楽しんできましたよ。
それにしてもハロウィンパレード、ストーリーもフロートも結構凝っていますし、これ1ヶ月しかやらないなんてもったいないですよね。
フィルムシミュレーションの設定は忘れてしまって大変申し訳ないんですが、たしかREALA ACEで基本的に撮っていたと思います。絞りは基本的に開放のf2だったと思います。
エレクトリカルパレード
エレクトリカルパレードは光っているところだけ写ればいいやと思ってるタチなので、意外と楽に撮影できました。ただ夜間はスローシャッターになりがちで被写体ブレが起きやすくなるので、本体のダイヤルでシャッタースピード250を設定しています。
本体がどういう挙動をするのかまだ掴めていないのが正直なところなんですが、おそらく本体がISO感度を程よく調整してくれているのかなと思います。ISOのみオートモードになってる……のかな?本体ダイヤルの露出設定になるようにISOが変わる仕組みだとは思うんですが、挙動がわかったらまたまとめようと思っています。
Reach for the Stars
ファンダフル会員の城の横から立ち見できるスペースで撮影しました。こちらも被写体がぶれないように250くらいにシャッタースピードを設定しています。
カメラの話とは変わりますが、プロジェクションマッピングは流石に正面から見た方が良いかなと思いました。城の凹凸にマッピングされるため、横から見るとキャラクターが凸凹した感じで目に映ります。
価格差はそんなにないですし、10月中ならDPAはみんなヴィランズを狙うと思うので競争率も高くなく取りやすいですよ。
おまけ ディズニー散歩
ショーパレ以外では、ネットで見つけてきたフィルムシミュレーション設定で撮影をしてみました。
フィルムシミュレーションの設定は、FujiXWeeklyというアプリを参考にするのがおすすめです。これは他のユーザーが使っているおすすめ設定や、過去存在したフィルムを再現するためのカメラ設定パラメータがたくさんリスト化されています。デフォルトのフィルム設定以外にもたくさんの設定があるので、いつまでも飽きることなく撮影を楽しむことができますね。
今回はその中からNostalgic Negaというのを選んで撮影してみました。
アンバー寄りで粒子が荒い、Kodakとかが出してたフィルムみたいな絵になって面白いですね。
まとめ
高画質センサーとデジタルテレコン50,70mmのおかげで、個人的には1台でも十分満足のいく写真が撮影できました。
僕は元々マイクロフォーサーズでレンズ交換をしながら撮影を楽しんでいましたが、だんだんと交換も面倒になっていきました。
そんな自分にとってX100VIは、レンズ交換なしで3つの単焦点レンズを楽しめる非常に便利なカメラになりました。
高級コンデジは気軽におすすめできるものではないですが、後からレンズ沼にハマってあれもこれも欲しいとなるよりは安く済むんじゃないかと思っています。
僕の写真を撮る方のセンスは完全に素人ですが、少しでもX100VI購入を悩んでいるディズニーファンの人の参考になれば嬉しいです。